話すように書いたらスラスラ書けるようになったお話
もうずっとずっと文章が書けなくて悩んでいました。そのためにこんなブログまで用意したくらいだし、いろんな文章の書き方の本やらウェブサイトの記事を読んでみたりしてきました。
ツイッターで自由な文というかつぶやきならできるし、ある概念について話すのならできるのに、なぜか、ある概念について文章で説明しようとすると、かしこまり出して書けなくなりました。ここに何かの障壁があったようです。
どの資料からヒントを得たのか判らなくなりましたが、メモしておいた文章法に、「話すように書く」というのがありました。何かを話すことはできていたので、もしかしたら、書けるのではないかと思い、常体(だ・である)で書かないといけない文章なんだけど、あえて敬体(です・ます)で書いてみたら、スラスラ書けるようになりました。
自分の記憶だけを頼りに書いていくので、資料をコピペして修正するとか資料を見ながら書くとかという作業がなくなり、原文につられてしまった下手すると盗作の疑いがかけられてしまう文章を書かなくて済むようになりました。いわゆる「自分の言葉」で書けるようになりました。
自分の記憶を吐き出して、とりとめもなく書くことので、決められた字数をある程度埋めるには役立ちます。1つの概念につき1000字ちょっとは書けるようになり、ドラフト(草稿)の完成までに費やす時間は短くなったと思います。
ただ、文章の論理構造を上手く組み上げたり、決められた字数に調整するとか、まだまだ難しいしできないと思います。とはいえ、これまでに文章法の本を何冊も読んできたので、いまのところ大雑把に3分の1ずつくらいに分けて、ある程度の構造を作っていたりはします。
とまれ、まずは上手く書くよりも、大量に書けることを目指したいので、このまま走ろうかと思います。
これで、執筆18分+編集8分くらいで775字。
文章の書き方本の蔵書リスト
文章の書き方を研究するには、とりあえず資料管理すべきだと思ったので、所有している書籍のリストを作ってみました。
書誌要素はSIST 02に準拠しました。例示しておきます。
著者名.書名.版表示,出版地,出版者,出版年,総ページ数,(シリーズ名,シリーズ番号),ISBN.(言語の表示),(媒体表示),入手先,(入手日付).
並びは発行日順です。リンク先は、筆者の読書メモのブログです。
文章の書き方本の蔵書リスト
- 宇野義方,日高普,西原春夫,蓮見音彦.短文・小論文の書き方:大学生の文章鍛練法.有斐閣,1978年8月,(有斐閣新書,C26),ISBN 4-641-08808-X
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20081012/p1 - 木下是雄.理科系の作文技術.中央公論社.1981年9月,(中公新書,624),ISBN 4-12-100624-0
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20020424/p1 - 立花隆.「知」のソフトウェア.講談社.1984年3月,(講談社現代新書,722),ISBN 4-06-145722-5
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20081209/p1 - 野口悠紀雄.「超」勉強法.講談社.1995年12月,ISBN 4-06-207601-2
既読だがメモなし - 國文學編集部.文章のルール・ブック.學燈社.1996年4月,ISBN 4-312-10044-6
一部既読 - 野口悠紀雄.「超」勉強法 実践編.講談社.1997年1月,ISBN 4-06-208293-4
既読だがメモなし - 篠田義明.通じる文章の技術.大創産業.1997年7月(底本),(ダイソー文庫シリーズ,6),JAN 4984343108219
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20100820/p1 - 君島浩.日本語作文作法:系統的トレーニング.日科技連出版社.2000年2月,ISBN 4-8171-6137-X
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20121125/p1 - 小笠原喜康.大学生のためのレポート・論文術.講談社.2002年4月,(講談社現代新書,1603),ISBN 4-06-149603-4
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20040515/p1 - 藤沢晃治.「分かりやすい文章」の技術:読み手を説得する18のテクニック.講談社.2004年5月,(ブルーバックス,B-1443),ISBN 4-06-257443-8
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20100828/p1 - 益子貴寛.伝わるWeb文章デザイン100の鉄則.秀和システム.2004年7月,ISBN 4-7980-0816-8
既読だがメモなし - 河野哲也.レポート・論文の書き方入門.第3版,慶應義塾大学出版会,2002年12月,ISBN 4-7664-0969-8
http://d.hatena.ne.jp/noguess/20110926/p1
「作文練習」の目的
文章が書けず、文章の書き方に悩んでいて、自分の中でとても大きな問題となっているので、これを解決に結びつけようと、文章の書き方をテーマにしてブログを書いてみることにします。
以前にも「作文練習」というタイトルを用いてブログを書いていましたが、はてなブログというサービスを使ってみたかっただけで、特別なテーマはありませんでした(その頃から、文章が書けない悩みはありましたが)。
ブログのテーマが定まったので、以前のブログを改題して、新しいサブドメインで気持ちも新たにブログを始めることにしました。
文章の書き方の資料を集めて紹介したり考察したりしたいと思っています。ただ、このブログを書いているいま抱いているテーマは、引用と剽窃なので、いきなりそのテーマで集めるかもしれません。
公開後も断りなく加筆修正することがあるのでよろしくお願いします。